■エコファーマーとは?
■ エコファーマーとは (※エコファーマーのロゴ使用は2014年6月までで終了となりました)
・「持続性の高い農業生産方式」を目指す農業者(法人を含む)の愛称です。
この「持続性の高い農業生産方式」に関する「導入計画」を策定し,県知事の認定を受けた方が
「エコファーマー」となります。
■ 「持続性の高い農業生産方式」とは
・“土作り,化学肥料・農薬の低減を一体的に行う生産方式”のことです。
1. たい肥等の活用により,農地の生産力の維持増進を図るもの。
2. 化学肥料及び農薬の使用を減少し,環境負荷の削減により良好な営農環境を維持するもの。
3. 従来の生産方式における生産量や質を維持し,経営的な合理性を有しているもの。
があり,将来にわたって農業生産を持続的に行うことが出来るものと位置づけられます。
・具体的には,次の3つの技術から構成され,この3つの技術からそれぞれ1以上の技術を
組み合わせて
行う生産方式です。
1.土づくりに関する技術 |
(1)たい肥等有機質資材施用技術 |
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土壌の調査を行い,その結果に基づきたい肥等有機質資材を施用する技術 |
(2)緑肥作物利用技術 |
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土壌の調査を行い,レンゲ等の緑肥作物を栽培して,農地にすき込む技術 |
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2.化学肥料低減に関する技術 |
(1)局所施用技術 |
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化学肥料を作物の根の周辺の肥料が利用されやすい位置に集中的に施用する技術 |
(2)肥効調節型肥料施用技術 |
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肥料成分が溶け出す速度を調節した化学肥料を施用する技術 |
(3)有機質肥料施用技術 |
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なたね油かす等の有機質肥料を化学肥料に代替して施用する技術 |
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3.化学農薬低減に関する技術 |
(1)機械除草技術 |
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機械を用いて,畝間・株間に発生した雑草を物理的に駆除する技術 |
(2)除草用動植物利用技術 |
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アイガモ,コイ等を水田に放飼し,除草を行わせる技術 |
(3)生物農薬利用技術 |
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天敵等を利用し,病害虫を駆除する技術 |
(4)対抗植物利用技術 |
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土壌の線虫の生育を妨げる物質を分泌する植物を栽培することにより,当該線虫を駆除する技術 |
(5)被覆栽培技術 |
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不織布,フィルム等の被覆資材により作物を病害虫から物理的に隔離する技術 |
(6)フェロモン剤利用技術 |
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害虫のメスが放出するフェロモンを利用し,オスをトラップで捕殺したり,交信を撹乱する技術 |
(7)マルチ栽培技術 |
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田畑の表面を紙,フィルム等で被覆し,雑草の発生を抑制する技術 |
(8)温湯種子消毒技術 |
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種子を温湯に浸漬することにより,当該種子に付着した有害動植物を駆除する技術 |
(9)抵抗性品種栽培・台木利用技術 |
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有害動植物に対して抵抗性を持つ品種に属する農作物を栽培し,又は当該農作物を台木として利用する技術 |
(10)熱利用土壌消毒技術 |
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土壌に熱を加えてその温度を上昇させることにより,土壌中の有害動植物を駆除する技術 |
(11)光利用技術 |
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有害動植物を駆除し、又はそのまん延を防止するため,有害動植物を誘引し,若しくは忌避させ,又はその生理的機能を抑制する効果を有する光を利用する技術 |
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■ 尾関農園でエコファーマーとして実施していること
1.土づくりに関する技術 … 牛糞堆肥を使用すること
2.化学肥料低減に関する技術 … なたね油かす等有機質肥料の使用
3.化学農薬低減に関する技術 … 機械除草技術の実施
この3点を現在、重点的に行っています。
・農業は、国民の命と健康を支え、文化を育む国の礎です。
今後とも、環境を保全しつつ、安全・安心な食料を供給し、潤いある国民生活を支える
役割を果たしていかなくてはなりません。
・尾関農園でも、愛知県環境保全型農業推進基本方針に基づき、化学肥料、農薬などの使用に伴う
環境への影響をできる限り軽減し、環境の保全と生産性の維持が調和した「環境保全型農業」
を、今後推進しています。
・より多くの農家のみなさんの環境保全型農業への積極的な参加や消費者のみなさんの応援を
よろしくお願いします。
■ 愛知県のエコファーマーとは?→(PDF610KB)
・ご参考までに一度ご覧ください。
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