7月末(ハウス)〜販売 |
・巨峰(尾関農園選抜種) 種有り:種無し
・尾関農園選抜巨峰<種有り・種無し>
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交配種:石原早生×センチニアル (欧米雑種) |
糖度:18〜20° |
尾関農園での熟期:7月下旬(ハウス)〜8月中旬(露地)→9月中旬まで |
・日本の主要品種の1つ。
ぶどうの王様と呼ばれ消費者に人気が高く、デラウエアを抜いて
国内総生産量第1位となった。紫黒色で果粉が多く美しい。
肉質は締まり、果皮と果肉の分離は中程度。
種ばなれよく、やや多汁で
糖度は18〜20°と高い。酸味は適度で上品な香りがあり、食味は極めて
良好で日本人好みである。産地は長野県、山梨県、福岡県が有名 |
9月中旬〜販売 |
・マスカット オブ アレキサンドリア |
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交配種: 原種 (欧州種) |
糖度:14〜20° |
尾関農園での熟期:9月上旬〜9月下旬(ハウス) |
・原産地はアフリカで、紀元前から栽培されている世界的に著名な品種。
日本には明治初年に導入され、岡山の温室ブドウとして定着した
風格ある
品種である。糖度は14〜15°の低いものも市販されているが、
本来は20°以上に達する品種。美しい緑黄色。コクのあるうまみ、
品位があり
強いマスカットの芳香を持ち、品質絶佳、贈答用、見舞い用
として人気がある。熟期は最晩生、9月下旬〜10月上旬。本種は
日本における品質改良の
親としての、偉大な役割を担っており、
うまい品種のほとんどは、このアレキサンドリアからのうまさに由来して
いると言っても過言ではない。 |
8月中旬〜販売 |
・ロザリオ ビアンコ |
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交配種:ロザキ×アレキサンドリア (欧州種) |
糖度:20〜21° |
尾関農園での熟期:8月下旬〜9月上旬(露地) |
・概観は優美でロザキに似るが、果粒はアレキサンドリアに似て
先端の方が太い倒卵形粒もある。
完熟してもロザキのような褐色の斑点
はなく美しい。肉質は崩解性で
やや締まり、ロザキに似てまろやかで
多汁。果皮は薄いが強い。
果皮と果肉の分離は難。食味よく上品で
品質は極上。糖度は極めて高く20〜21°に達し、実に甘い。酸味は
少なく、香りはない。熟期は8月下旬〜9月上旬。 |
8月中旬〜販売 |
・多摩ゆたか |
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交配種:白峰の実生選抜 (欧米雑種) |
糖度:17〜19° |
尾関農園での熟期:8月中旬〜8月下旬(露地) |
・白黄色〜黄緑色で果実の外観は優美である。糖度は17〜19°
肉質は果皮の直下はやや硬く、中心部はやや軟らかく半崩解性で多汁。
果皮と果肉の分離はやや難である。香りは少なく、旨みとあっさりした
上品な風味がある。親の白峰に比べて樹勢はあまり強くなく、長所は
花振るい性が改善され、耐病性も強く、白峰より遥かに栽培しやすい。
熟期は8月下旬の早熟種。 |
8月上旬〜販売 |
・あづましずく |
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交配種:ブラックオリンピア×ヒムロッド (欧州種) |
糖度:16〜17° |
尾関農園での熟期:8月上旬〜8月中旬(露地) |
・ブラックオリンピアに四倍体ヒムロッドを交配した大粒の極早生種無しぶどうで、露地栽培でも8月上旬には出荷出来る品種。巨峰と同じフォクシー香があり、肉質は中間で巨峰よりやや柔らかい。皮離れは容易で裂果は少ない。酸味も少なく食べやすいので今後が期待される品種である。福島県のみの生産・販売であったが、近年解禁され、全国で生産できるようになった。 |
ジュース加工用に栽培 |
・マスカット ベリーA |
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交配種:ベーリー×マスカットハンブルグ (欧米雑種) |
糖度:21〜22° |
尾関農園での熟期:8月中旬〜9月上旬(露地) |
・糖度は高く、21〜22°に達する。酸味もあり、食味は濃厚で品質よく、
赤ワイン用原料としては日本の第1位品種。熟期は8月下旬。
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7月下旬〜販売 |
・オリンピア |
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交配種:巨峰×巨鯨 (欧米雑種) |
糖度:19〜20° |
尾関農園での熟期:7月下旬〜8月上旬(ハウス) |
・7月下旬〜8月中旬の極早熟巨大粒種。肉質は軟らかく、最も多汁で
大衆的人気があり、味も欧米種の濃厚な甘さがある。巨峰系赤色種の中
では人気が高い品種である。果皮は剥ぎやすく、糖度は19〜20°と
高い。当園では昼夜の寒暖の差があまりない 為、
写真の様に赤色に
染まる前に熟してしまうので緑交じりの色になる。 |
8月下旬〜販売 |
・安芸クイーン |
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交配種:巨峰実生 (欧米雑種) |
糖度:18〜20° |
尾関農園での熟期:8月中旬〜8月下旬(露地) |
・紅伊豆、竜宝、などより肉質がよく、オリンピアの食味なかなり近い味。
粒は倒卵形、平均13gの巨大粒、果肉は崩解性と塊状の中間で、
果肉の
硬さは巨峰と同じ程度。しっかりした果肉だが食べてみると
滑らかで適度な果汁がありおいしい。フォクシー香があり、糖度は
18〜20°で巨峰よりやや高く、酸味は少なく食味に優れている。
本種は国が育成した品種中で最も販売高が高い人気品種
(10年平均で9位 )である。蜂蜜に似た旨さがあり味はだれにも喜ばれる。
果皮は厚い方であるが裂果性がある。 |
7月下旬〜販売 |
・デラウエア |
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交配種: 原種 (欧米雑種) |
糖度:20〜23° |
尾関農園での熟期:8月上旬〜8月中旬(露地) |
・日本の主要品種のひとつ。現在面積全国で5千ha弱、巨峰に続き、
第2位。ジベ処理種なしブドウとして国民的に親しまれている。
アメリカ原産の自然交雑種で日本には明治15年に導入された。円筒形
の小房で1房100〜
150g。円形の小粒で1粒1.5〜2g。濃紅色で
着色良好。肉質は塊状で緊まり、
果皮の分離よく食べやすく、酸度適度
で上品な芳香があり、品質優良。糖度高く20〜23度。果 皮は厚く強靱で
裂果は少ないが、過密着と多雨多肥で裂果する〜場合もある。
当園での熟期は8月上中旬より販売。適地はほば全国的で幅広い。 |
8月上旬〜販売 |
・シャインマスカット |
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交配種:(スチューベン×マスカット)×白南 (欧州雑種) |
糖度:18〜23° |
尾関農園での熟期:8月上旬〜8月下旬(ハウス) |
・萌芽が揃いやすく,結実が容易。 「巨峰」とほぼ同時期に成熟する
黄緑色の果皮をしたブドウで、 肉質は崩壊性。硬く,マスカット香あり。
糖度は20%程度になり,酸含量は0.3!)0.4g/100mlと少なく,食味優良。
はく皮性は「巨峰」などより劣りますが,皮ごとでも食べられる。裂果性は
小さく,日持ち性も良好。 有核栽培での果粒重は10g程度で、ジベレリン
処理により粒重を増大し無核にすることも可。 当園での販売、収穫実績
がないので今後に期待。
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8月上旬〜販売 |
・マスカサーティーン |
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交配種:ロザリオロッソ×シャインマスカット (欧州雑種) |
糖度:18〜20° |
尾関農園での熟期:8月上旬〜8月中旬(ハウス・露地) |
・黄色味が強くボリューム感があり、外観が優れる。シャインマスカットに準じたジベ処理で種なしになる。果梗はしっかりしていて果芯も強く脱粒しない。肉質は崩壊性で爽やかなマスカット香があり、果粒は熟すと透明感があり、親のシャインマスカットの陶器のような不透明感とは異なる。糖度は18〜20度と高く、皮ごと食べられ、皮を噛んで旨み甘みとコクがあり、シャインマスカットより皮ごと食べ易い。果皮はしっかりしていて裂果はない。
当園での熟期は 8月上旬〜8月中旬の予定。
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8月下旬〜販売 |
・マニキュアフィンガー |
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交配種:ユニコーン×バラディー2号 (欧州種) |
糖度:18〜19° |
尾関農園での熟期:8月下旬〜9月中旬(雨よけハウス) |
・ユニークな粒形で、先尖り長楕円形のレディーフィンガーを大粒にした
ような粒。先端が紫紅色になり付け根の部分は黄色〜薄いピンクの着色
で、ちょうど若い女性の指に赤いマニキュアをしたような感じになり、
抜群の外観に魅力がある。糖度は18〜19度と高い。果皮もろく、皮ごと
食べられるが、やや裂果性がみられ、被覆栽培が望ましい品種。香りは
なく、食味はあっさりと甘く肉質もいい。酸味適度。花芽分化はやや遅く、
若木時代は豊産ではない。徐々に大房になり400〜700gの大円錐形
長房になる。当園での熟期は8月下旬〜9月上旬の予定。
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8月上旬〜販売 |
・ゴールドフィンガー |
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交配種:ピアレス×ピッテロビアンコ (欧米雑種) |
糖度:18〜22° |
尾関農園での熟期:8月上旬〜8月中旬(ハウス) |
・粒の形と色からの命名である。優雅な外観と高い糖度、早熟性で、
果粒は
ピッテロビアンコに似ている。糖度は18〜22度と高く、熟期は
早熟。わずかにラブラスカ香あるが上品、果 皮は薄いが渋味があり剥いて食べる方がいい。うっすらと果粉あり。果肉は適度に緊まり多汁である。粒が
長いので輸送性がやや弱く取り扱いは注意深く行う必要がある。
独特の甘さと外観の珍しさなどから観光、直売での人気は抜群。当園での熟期は7月下旬〜8月上旬の予定。 |
7月下旬〜販売 |
・ハニービーナス |
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交配種:紅瑞宝×オリンピア (欧米雑種) |
糖度:21°程度 |
尾関農園での熟期:7月下旬〜(ハウス) |
・ 黄緑色、短楕円形巨大粒(10〜12g)、巨峰よりやや小さい。果 房350〜400g。裂果は極めて少ない。果肉は巨峰に似るがやや硬い。糖度は巨峰より高く21度程度と甘い。成熟始めにややマスカット香があるが完熟するとフォクシー香に近い特有な香りになり、両方の香気成分を含む。果 皮は巨峰より少し剥けにくく、脱粒にはやや強く、日持ちは巨峰並。熟期は巨峰と同期。樹勢は強いが巨峰よりやや弱い。花振るい性は小さく生産は安定する。 当園での熟期は8月中旬の予定。
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・サマーブラック |
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交配種:巨峰×トムソンシードレス (欧米雑種) |
糖度:20〜21° |
尾関農園での熟期:8月中旬(露地) |
・ 樹勢は強く、着粒は中、花ぶるいが多く、果 粒は3gと小さいが、2回のジベ処理により紫黒色の大粒種なし(7〜8g)に肥大し、巨峰とべ一リーAの中間の大きさになる。糖度は20〜21度と巨峰より高く、食味はよく、着色は濃厚で夜温の高い地帯でも良好。皮離れは悪いが肉質は硬くしっかりしている。熟期は8月上旬でデラウェアと巨峰の間に収穫できる。房作りは満開時、小果 梗つけ根にやや三日月状の裂果がみられることもあるので樹勢を落ち着けることが大切になる。出荷がデラウェアと巨峰の間に入り、しかも需要の高い旧盆前に早場地帯では出荷できるので経営的に大変有利な品種で普及が見込まれている。 当園での熟期は8月中旬の予定。
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8月下旬〜販売 |
・ゴルビー |
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交配種:レッドクイーン×伊豆錦3号 (欧米雑種) |
糖度:18〜22° |
尾関農園での熟期:8月上旬〜(ハウス) |
・ 果肉が緊まり美味しい赤い無核巨大粒(20g以上の粒もある)で人気上昇中。安芸クィーンと並べて栽培比較しているが、ジベ処理すると安芸クィーンは着色が薄く難しいのに対して、ゴルビーの方が着色もよくジベ処理に適しているようである。サイドレスハウス内、ジベ処理無核のゴルビーは8月上〜中旬収穫可能となる。なお、ゴルビーは本種の初結果 当時活躍していたゴルバチョフ氏の愛称で、赤く丸い大粒から氏を連想して付けた名称である。 当園での熟期は8月中旬の予定。
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*写真とぶどうに関する説明の一部は「 植原葡萄研究所:ブドウ品種解説」を参照しています。 |